3D一貫設計で設計効率化に取り組む
3Dフロントローディング設計の取組み
フロントローディング設計とは、設計プロセスの初期段階で要求事項や設計の詳細を明確にし、後の工程での変更を減少させる手法です。
弊社は3DCADを利用することで、設計の早い段階で3Dデータを使った設計レビューを行うことで問題点の早期発見や関係部門との情報共有に取り組み、仕様の早期決定、後工程での手戻り作業の削減に取り組んでいます。
フロントローディング設計の効果
①情報共有
3Dにより設計の早い段階で具体的なイメージが共有できるため、関係部門間の認識ギャップの解消(3DDRの活用)が可能
②仕様の早期決定
造船所内だけでなく、船主様と3Dを利用した確認レビューにより早期の仕様決定が可能で建造後の要望、クレームを減らすことができる
③設計品質向上
顧客要求品質に対し、早期に3Dを利用したシミュレーション、解析等を実施することで製品品質の作り込みが可能。また操作性・メンテナンス性の事前検討で建造後の不具合やクレームの解消につなげることができる
④コスト削減
一般に製造工程の後工程になればなるほど、変更にかかるコストが大きくなる為、早期の検討を充実することで、後工程での手戻り作業の削減によるコスト削減
フロントローディング設計の取り組み事例
フロントローディングに取り組んだ事例をご紹介します。
(株式会社MTI 船舶物流技術グループ 佐藤 秀彦様、2022年佐世保セミナー講演資料)
②3Dモデル活用によるフロントローディング設計トライアル~船舶設計のDX推進事例~
(村上秀造船株式会社 設計部 造機設計課 武田 英哉 様、2024年佐世保セミナー講演資料)
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