自然エネルギーマネジメント実験施設
スマートラボ
水素を燃料とする燃料電池(FC)は自動車を筆頭にあらゆる分野で利用が開始され、船舶においてもカーボンニュートラルを実現する一つの選択肢となっています。
当社は2021年より、自社敷地内に自然エネルギーマネジメント実験施設(スマートラボ)を開設し、太陽光発電、風力発電、燃料電池による電力をリチウム電池に統合し、オフィスの電力として供給を行っています。
また各自然エネルギーで発電した電力は、センサーでデータを収集し、季節、天候、時間帯等の過去の電力消費量も元に独自に分析することでエネルギーマネジメントに関するシステムインテグレーターとしてのノウハウの蓄積を行っています。
将来的には本EMSを小型船の電動化に適用することを目指しています。
システム構成
・太陽光パネル 10.53KW
・風力発電 600W
・燃料電池(FC) 500W
・リチウムイオン電池 15KWh
・産業用ラズパイ
・クラウドサーバ環境(AWS)
※現在、平日昼間のオフィス消費電力の約30%を自然エネルギーシステムで運用中
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EMS(エネルギーマネジメントシステム)
太陽光パネルの発電状況、リチウム電池の充電状況、オフィスの使用電力等、各種センサー情報をリアルタイムにクラウド上でモニタリングしています。
また、各系統の切り替えも過去の蓄積されたデータからラズベリーパイを使ったプログラミングで制御を行い、EMSのノウハウ蓄積を行っています。
